新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」とは。安全性や個人情報収集、利用方法について

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2020年6月19日、厚生労働省は新型コロナウイルス接触アプリをリリースしました。

しかし、情報が見つけにくい!!!!

「COCOA」や「接触確認アプリ」で検索しても、アプリの運用が始まるというニュース記事ばかりで、肝心の

  • アプリはどこからダウンロードできるの?
  • どうやって使うの?

という公式情報がなかなか見つけられなかったので、この記事でまとめようと思います。

接触確認アプリの公式情報やインストールの必要性、個人情報収集の有無、実際の利用方法について知りたい方は参考にしてみてください。

公式情報はどこにある?

以下のリンクとなります。アプリに関する概要や仕組み、よくある質問への回答が記載されています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html

接触確認アプリ「COCOA」でできること

大きく3つの役割を持っています。

接触情報の記録

接触確認アプリをスマホにインストールした人同士の接触を、アプリ内に記録することができます。

概ね、1m以内の距離で15分以上滞在した場合、「接触した」と判定されます。

逆に、アプリをインストールしてない人との接触は記録することができません。

POINT
接触したかどうかの判定には、スマホのBluetooth機能を使います。このアプリは位置情報を収集していないため、どこで接触したかまでは分かりません。

新型コロナウイルス陽性情報の登録

万が一新型コロナウイルス陽性となった場合、「自分が陽性と判定されました!!!」という情報をアプリに登録することができます。

登録することで、過去2週間で接触履歴のある人に通知が届くようになります。

POINT
陽性と判定されることで整理番号が発行され、それを入力することで陽性登録を行います。
そのため、いたずらで誰でも陽性登録することはできない仕組みとなっています。

新型コロナウイルス陽性者との接触通知

万が一新型コロナウイルス陽性となった人と接触していた場合、通知が届きます。

通知を受け取ったら、どのように行動すれば良いかがアプリ内でガイドされる仕組みとなっています。

POINT
通知は1日に1回程度となっているため、陽性となった方が登録してから最大24時間のラグがあることとなります。
また、スマホ側で通知を許可する必要があるので注意しましょう。

どこからダウンロード・インストールできるの?

iOSの場合、「接触確認アプリ」で検索することでダウンロードできるそうです。

ただ、まだリリースされたばかりということでまだ検索結果がでてきません。

App Storeの「App」>「おすすめの新着App」>「新型コロナウイルス接触確認アプリ」を選んでダウンロードしましょう。

COCOAってどこにも書いてないんですが・・・

また、このアプリは最新のiOS 13.5やAndroidに搭載されている接触検知機能を使用します。

本来は多くのバージョンに対応したほうが良いのかもしれませんが、アプリ側ではどうしようもないことです。

とにかく、アプリのインストール前にiOSやAndroidを最新にアップデートしておきましょう。

接触確認アプリの使い方は?

使い方は非常に簡単です。

ニュースで「使い方がわからない」言っている人を見かけましたが、これ使えなかったら何が使えるんだっていうレベルです。Twitterに登録するより簡単です。

起動した後は、アプリに表示される案内に従って行けば問題なく完了します。

ただし、2箇所だけ注意点があるので、間違えないようにしましょう。

COVID-19接触のログ記録と通知を有効にする

以下の画面が出たら、必ず有効にするを選びます。

この接触確認アプリは、ざっくり言うとiOSやAndroidに組み込まれている「人との接触を記録する」機能を利用しています。

そのため、この機能を有効化しない場合、せっかくアプリをインストールしても人との接触を記録することができません。

ただ容量を食うだけの存在となってしまうので、必ず「有効にする」を選びましょう。

POINT
SNS上で、間違って「有効にしない」を選んでしまった場合は再インストールが必要との書き込みも見かけました。
万が一間違ってしまった場合は、アプリを削除してから再度インストールしてみましょう。

通知を許可する

通知も必ず許可するようにしましょう。

許可しなくてもアプリは使えますが、アプリを開かないと陽性となった人との接触があったか分からないため、タイムリーに通知を受けることができません。

個人情報の収集は?危険ではない?

「人との接触を記録するアプリ」ということで、

  • プライバシーの侵害が心配
  • 政府に行動を監視されるのではないか

という心配がありますよね。

この「接触確認アプリ」は、以下の情報については収集したり記録したりはしないとアプリ内に書いてあります。

  • 氏名・電話番号
  • GPSなどスマートフォンの位置情報

個人情報を入力したり、位置情報の利用を許可することもありませんので、

悪い人
悪い人

裏ではしっかり収集して、いろんなことに使っていきます。

なんてことは物理的に不可能な仕組みとなっています。

また、人との接触履歴についても端末内で暗号化して保存され、誰にも見ることができない仕組みとなっています。

厳密にまとめると、

  • ほとんどの個人情報(氏名、住所、位置情報など)は記録されない
  • 人との接触情報や端末のIDなど、接触検知に必要な最低限の個人情報は端末に暗号化して保存される

ということになります。

「個人情報は収集されない」というよりも、「個人情報はしっかり保護されている」と考えたほうが良いかもしれません。

どうしても使っていて不安に感じた場合は、アプリを削除することで、今まで記録していた情報を全て削除することができます。

バッテリーの減りは?

接触確認アプリを入れると、バッテリーの消費が激しくて使えないのでは?

と思っている人もいるかもしれません。

外国で使われている接触確認アプリの中には、GPSで位置情報も収集するタイプのものもあります。

GPSを使っているものの場合、アプリを導入することでバッテリー消費が激しくなると思います。ポケモンGoとかやっているとよく分かると思います。

しかし、日本でリリースされたアプリはBLE(Bluetooth Low Energy)という技術をベースとしており、電力消費は最小限に収まっています。

また、接触検知の機能はOSに組み込まれており、バッテリーへの影響が最小限となるような実装となっているはずです。(この辺うまく説明できない)

休日用事のため外に出かけましたが、iPhone 11 Proでバッテリー100%の状態から18時間ほど使ったところ、

  • ヘルスケアアプリ(COVID-19接触のログ記録)バッテリー消費は3%
  • 残りバッテリー容量は28%

となっていました。通常時と大して変わらない印象です

まとめ

個人情報はしっかり保護されたアプリのため、プライバシーが気になる方でも安心して入れることができます。

ただ、突貫工事で開発されたためか、不具合も報告されているようです。今後の更新で少しずつブラッシュアップされていくことでしょう。

しかし、インストールする人が増えれば増えるほど通知の精度が上がり、感染拡大の防止に役立つので、とりあえず入れておきましょう。