Godox X3レビュー。タッチパネルによる直感的な操作で初心者にもおすすめ。使い方も紹介

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Godoxの新しいワイヤレスフラッシュトリガーであるX3が届いたので、使い方や使用感をまとめています。これからGodox X3シリーズを使ってみようという方はぜひ参考にしてもらえればと思います。

Godoxのフラッシュトリガーは既に発売されているX Proシリーズで検討していたのですが、公式サイトに「Game Changer」と謳われたこの機種と一目見た瞬間にこれを注文していました。

発売されて間もないということもあり、レビューはほぼ見ない状況ですが、使ってみて「これかなり良い!!!」となったため、緊急で記事を書いています。

使用するカメラのメーカーによってモデルが異なるため、購入時には間違えないようにしてください。私はSonyなのでX3-Sを購入しました。楽天で14,790円でした。

カメラ本体はα7C IIを使っています。

Godox X3の特徴とスペック

その特徴は、何といっても

  • OLEDタッチパネルによる直感的な操作ができること
  • 小型軽量であること
  • それでいて、基本的なフラッシュトリガーの機能を全て兼ね備えている

の3点だと思います。

私は初めてのフラッシュトリガーになるため特に抵抗はありませんが、今までの機種のようにボタンで操作したい、という方には向かない可能性がありますね。

また、本体はかなり小さく作られており、元々小型なα7C IIにジャストフィットです。

α7c IIにX3-Sを装着したらこんな感じ(G Masterは借り物)

一方で、あえて購入しない理由を挙げるとすれば、

  • ボタン操作ではないため、タッチパネル操作に慣れないと操作に戸惑う可能性あり
  • バッテリーはリチウムバッテリーで交換不可
  • 画面は他機種と比べて小さめ

といったところでしょうか。

以下、公式サイトに記載のスペックです。基本的な機能は全て兼ね備えていると言っても良いのではないでしょうか。

項目詳細
内蔵リチウムバッテリー3.7V⎓850mAh
充電時間約2時間
スタンバイ時間約7日
TTLオートフラッシュあり
マニュアルフラッシュあり
マルチフラッシュあり
ハイスピードシンクロあり
前幕シンクロあり
後幕シンクロあり
フラッシュ露出補正+3EV(露出値)、1/3 EVステップで調整可能
モデリングランプフラッシュフラッシュトリガーでモデリングランプを制御
ブザー制御フラッシュトリガーでブザーを制御
Zoom設定AUTO/焦点距離 24-200mm
TCM変換TTL撮影値をMモードでの出力値に変換
ファームウェアアップグレードUSB-Cポートを通じてアップグレード
メモリ機能最後の操作後2秒で設定が保存され、再起動後に回復
ディスプレイパネルタッチスクリーンで輝度調整可能
伝送範囲(約)0-100m
内蔵ワイヤレス2.4GHz
チャンネル32
ワイヤレスIDOFF/01-99
グループA-F, 0-9
サイズ約 41mm x 47mm x 39mm
純重量約48g
公式サイト(https://www.godox.com/product-a/X3.html)より引用して翻訳

Godox X3の付属品は?

箱の外観はこんな感じ。

中には本体と、充電用のType-Cケーブル、専用の収納ケース、あとは説明書と保証書が入っていました。

Godox X3のバッテリー持ちは?

Godox X3のリチウムバッテリーは3.7V⎓850mAhの容量を持ち、フル充電には約2時間かかります。

充電にはUSB Type-Cの充電器を使用できます。

メーカーの紹介サイトによると、

  • 約7日間のスタンバイ時間を提供
  • 毎日8時間作動し、1日に1200回トリガーする使用条件下で、約5日間以上、合計6600回のフラッシュを実現
  • 3秒に1回のフラッシュ使用では、最大10000回のフラッシュが可能

ということなので、一般的な撮影であれば特に問題なく使用できるという印象です。

見た感じ、バッテリーを取り出すことはできない構造となっているため、使用時間に不安がある場合はモバイルバッテリーを持ち出しておくと安心かもしれません。

また、使用していくうちにバッテリー持ちが悪くなってくると思いますが、使えないレベルになったら買い替えになるのかなぁと思います。同じGodoxのX Proシリーズは乾電池で動作するため、ここは明確な弱点ですね。

Godox X3の使い方

外部フラッシュへ接続するまでの流れと基本的な使い方を画像つきで紹介します。

サイドにある電源ボタンを長押しすると、電源が入ります。

画面の上側から下ヘスワイプして(スマホで通知を確認する時と同じ操作)、右下の設定アイコンをタップします。

初期状態だと中国語となっていたので、言語設定を英語へ変更します。

下へスクロールして、地球のようなアイコンの言語設定(画像右上)をタップします。

Englishを選択します。

選択後、左端の白いバーから右へスワイプすると前の画面に戻ります。(全ての画面共通で、戻るには左端から右ヘスワイプです)

「Wireless」を選択し、チャンネルとIDを設定します。

戻るには、左端から右へスワイプです。

フラッシュ側も同じチャンネル・IDを設定し、X3側でフラッシュボタンを押して光ればOKです。

フラッシュの設定はこんな感じ。下段のM/TTLをタップすることでマニュアル・TTLを切り替えます。

上側を左右になぞれば露光量を調整できます。細かい調整が必要なら+/-をタップすればOK。

下の電球アイコンはモデリングランプの操作。

一時停止アイコンをタップすることで、撮影時の発光を止めることができます。

グループはA-F、1-9と最大15種類持つことができます。ただし、TTL設定はA-Cのみ割り当て可能です。

フラッシュも今のところ一つしか持っていないので、とりあえずTTL用とマニュアル用の2種類にしてみます。

画面ロックも可能です。タッチパネルということもあり、撮っている間に指が触れてしまい、設定が変わってしまうことを防ぐことができます。

上端から下ヘスワイプし、鍵アイコンをタップすることでロックできます。

ロック画面では、鍵アイコンを2秒タッチすると解除することができます。

X3側に設定メニューはありませんが、後幕シンクロにも対応しています。カメラ側のフラッシュ設定で後幕シンクロを指定することで問題なく動作しました。

一応、Apple Watchのようなダイヤルがついていて、タッチパネルを使わずとも操作ができるようになっています。ただ、タッチパネルの操作性が良すぎるため、使うことはなさそうです。

まとめ

タッチパネルでの操作は引っかかりもなく非常に快適で、直感的に設定することができました。OLEDということもあり画面の精細さや明るさは全く問題ありません。

プロの現場だとまた違うのだと思いますが、私のような初心者が使うには十分で、ファーストインプレッションとしては特に問題を感じていません。

バッテリーが使い続ける中でどうなるかは少し気になるものの、あえて挙げたデメリットを気にしなければ十分使えるものだと思います。

今どきのガジェット感も強く、購入してよかったと強く感じています。これから使っていくのが楽しみです。