Red Hatの認定試験(EX280)を自宅からリモート受験してみた

はじめに

もう1ヶ月ほど前ですが、Red Hat社の認定試験であるOpenShift Administration(EX280)の資格を取得することができました。

この試験はテストセンターでの受験ができず、リモート試験のみとなっています。

周りでは会社の会議室を借りて、会社のノートPCで受験している人が多かったのですが、夜中の受験ということもあり自宅から自分のデスクトップPCを使って受験しました。

ただリモート試験を受けるための準備が結構大変だったので、記録として残しておきます。

Red Hatのリモート試験を受ける場合の参考になれば。

EX280(OpenShift Administration)の試験内容や難易度、対策についてはこちらをチェックしてください。

リモート試験の予約

EX280の試験を購入したら、リモート試験の予約ページへアクセスすることができるようになります。

私はRed Hat Learning Subscription(RHLS)を使って受験したのですが、通常は以下から購入しても同じ流れになるかと思います。

参考 EX280Red Hat

リモート予約をする前に、ID(パスポートなど)の画像をアップロードして承認して貰う必要があります。数日掛かるので、受けると決めたらまずやっておきましょう。

その後試験の時間枠を予約するですが、人気の試験のためなのか予約の枠が全然取れません。最初本当にリモート試験やってるの?と疑うレベルです。

私は毎朝欠かさずチェックして、ちょうど空いた枠を何とか予約できました。が、次の日だったので大急ぎで準備する必要がありました。

このため、日程の合う・合わないではなく、空いているところで受験することになる可能性が高いことを念頭に置いたほうが良いです。

リモート試験用機材の準備

リモート試験を予約できたら、受験用の機材を準備しましょう。以下のものが必要となります。

PC

Windows PCなら大体問題なさそうです。

私は自作PCで受験しましたが、ディスプレイの出力元をグラボではなくオンボードにする必要がありました。

ノートPCでもデスクトップPCのどちらでも問題ありませんが、

  • マウス、キーボードなど接続機器は必ず有線とする(無線はNG)
  • 使用できるディスプレイは1台まで(ノートPCを外部ディスプレイに出力する場合はノートPCのフタを閉じる必要があるため、有線マウス・キーボードが必須)
  • USBハブは1台まで

といった制約があるので注意が必要です。

また、MacについてはiMac、最近のTouch BarつきMacBook ProやM1 MacBookなど一部対応していない機種もあるようです。

Webカメラ

ノートPCに付属しているものではダメで、USB接続のものが必要です。

試験前や試験中にルームスキャンといって部屋の中に怪しいものがないことを見せる必要があるためと思われます。

また、試験中は自分の顔とキーボードの手元の両方を常に映しておく必要があるので、事前にカメラの設置場所を確認しておくとスムーズです。

マイク・スピーカー

マイクはほぼ使わないのですが、事前チェックでマイクの動作確認があるため何らか必要となります。

Webカメラについているもので十分ですが、マイクが無い場合は何か用意する必要があります。

スピーカーもほぼ使わない(試験官からチャットが飛んできたときに音がなるぐらい)ので、何か音の鳴るものなら何でも良いです。

USBメモリ(2.0 or 3.0)

リモート試験用のOSをブートするために使います。8GB以上必要です。

USBのHDDや内蔵HDD/SSDでも代用可能かと思います。内蔵のものを使う場合、当然ですが今使っているOSは消えます。

インターネット接続

ガイドだと上り512Kbps、下り768Kbpsあれば良いそうです。一般的なインターネット接続であれば問題ありません。

Wi-Fiでのインターネット接続も可能ですが、接続が切れる可能性があるためあまりおすすめされていません。できれば有線接続しましょう。

ちなみに途中でインターネット接続が途切れても、試験時間中であれば復帰可能です。


その他以下に詳しいガイドが日本語であるので、そちらを参考にしてください。

参考 Red Hat Remote Exam(リモート試験)に関するガイダンスRed Hat

リモート試験用ブータブルUSBメモリの作成

自宅からリモート受験するためには、

  1. USBメモリからRed Hat Remote Exam受験用OSを起動し、
  2. そこからRed Hat IDでログインして受験

する必要があります。

リモート受験用USBメモリの詳しい作成方法についても先程と同じガイドに記述があるため、これを見ながら作成します。

参考 Red Hat Remote Exam(リモート試験)に関するガイダンスRed Hat

部屋の片付け

これが一番大変でした・・・

試験を行う部屋の準備方法については、以下に記述があります。(英語)

参考 Red Hat Certification remote exams frequently asked questionsRed Hat

Question: How should I arrange my workspace for a remote exam?

Answer: Choose a quiet, private location where you will not be disturbed for the duration of the exam. Your desk should be clear of everything except your exam hardware. Unplug and turn off any additional monitors, displays, computers, or other hardware in your workspace. Remove any pictures, whiteboards, or items on the wall with writing on them. The proctor will inspect your workspace prior to the start of the exam and you will be asked to remove any items that do not pass the room scan. 

https://www.redhat.com/en/resources/certification-remote-exams-FAQ

ざっくりいうと、

  • 試験中、他人に邪魔されない静かでプライベートな場所を選択すること。
  • 机は試験用PCや機材を以外のものを置かないこと。
  • 部屋に他のモニター、ディスプレイ、コンピューター、またはその他のハードウェアがあれば電源を切ること。
  • 壁に書かれている写真やホワイトボードをすべて無くすこと。
  • 監督官は試験開始前にルームスキャンを行い、問題があれば対処するように指示する。

て感じです。

試験直前に色々言われるのが嫌だったので、本棚の本や部屋においてあるものはできるだけ部屋の外に追い出しました。

あと、試験前にIDの提示を求められるので、手元に事前にアップロードしたものと同じものを準備しましょう。

Compatibility Checkの実行

作成したUSBメモリーを使ってOS起動できるかどうか確認します。

OSが起動したら、RHELの設定画面が出てきます。以下についてはチェックしておきましょう。

  • キーボードの配置(Input Source):デフォルトはUS配置ですが、日本語キーボード配置に変更できます
  • ディスプレイ:解像度や拡大率を変更できます。4Kモニター使う人は拡大率を調整しないと文字が小さすぎると思います
  • サウンド:マイクとスピーカーから音が出ることを確認しておきましょう
  • ネットワーク:Wi-Fiを使う場合はセットアップ必須です。有線なら繋がっていることだけ確認しておけばOKです

設定が終わったらXを押すことで次の画面に進みます。

ログイン画面が出てくるので、Red Hat IDを使ってログインします。

そしてCompatibility Checkを選択することで、用意した機材で受験可能かチェックすることができます。

遅くとも前日の日中に実施して、すべてPassすることを確認し、なにか問題がある場合は対応できるようにしておきましょう。

受験前の試験官とのやりとり

時間になると試験を選択することができるようになります。15分前には選択可能となっていました。

試験が始まる前に、試験官(Proctor)と英語でチャットでやりとりする必要があります。基本的には「OK」「Yes」「No」ぐらいで良いですが、試験官から指示があるので、それを読んで対応する必要があります。

大体次のことを聞かれたり指示されます。

  • 電話番号教えて:試験中のトラブルに備えて緊急の連絡先を聞かれます。国際電話のフォーマットで答えましょう。(070-xxxx-xxxxの場合、+81-70-xxxx-xxxx)
  • カメラのプレビューをOn/Offして:チャット画面のカメラアイコンを選択しましょう。
  • ID見せて:Webカメラに向かって見せればOKです
  • 手のひら見せて:指輪やブレスレットなどの着用は禁止なので、そのチェックのために言われます。マジシャンのように種も仕掛けもないことを見せてあげましょう。
  • 試験のルールを言われる(禁止事項、休憩について):1文ごとにOKと返せばよい
  • 部屋見せて:部屋の様子が分かるように、ゆっくり部屋全体を見せる

私も英語が苦手なので緊張しましたが何とかなりました。

ちなみに、飲食OKらしいです。その場合は持ち込んだものを試験官に見せる必要があります。

受験中

頑張って問題に答えます。

  • 試験中は顔とキーボードと手元が常にカメラに映っている必要があります。姿勢を変えるときは注意しましょう。
  • 休憩したい時は、Breakボタンを押すと10分休憩できるようです。休憩後に再度ルームスキャンをする必要があるらしく、それが面倒で休憩無しで進めました。
  • マウスに戻るボタンが付いている場合、押してしまうと試験前のページに戻ってしまいます。もう一度試験の画面にアクセスするか、進むボタンを押すと復帰できるので焦らないようにしましょう。私は癖で押しすぎて途中で試験官に怒られました。
  • 早めに終わったら、試験官にチャットで申し出ることで試験を終了することができます。「I would like to finish the exam」で通じました。
  • 試験中にランダムでルームスキャンを求められるようです。私は早めに終わったせいか言われませんでした。
  • 試験が終わったら、画面の指示に従い電源ボタンを押すなり長押しするなりしてPCをシャットダウンします。

結果発表

お疲れさまでした。

試験後どれくらいで結果が分かるのかドキドキしていましたが、終わった数分後にメールで届きました。実技試験とはいえ、自動テストの要領で結果を判定しているのだと思います。

スコアと合否、分野ごとの正答率が記載されています。

まとめ

Red Hatリモート試験を受けるために必要な情報を紹介しました。

意外と準備に時間がかかったのと、試験が全く予約できなかったので、早め早めのスケジュールを心がけると良いと思います。

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